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安らぎと救いを求めて…
〜信仰礼拝の対象〜
【資料提供】 (株)松屋佛壇店
仏像は仏教における信仰礼拝の対象で「ほとけの像」のことです。姿や形の違う多くの仏像があり、それぞれが役割を担っています。仏像を拝することで心の安らぎを得、救いを得たいという願望が多くの仏像を生み出したといわれています。その種類は如来、菩薩、明王、天部、その他の5つに分類されます。
【如来】釈迦如来、阿弥陀如来、薬師陀如来、毘廬遮那仏、大日如来、多宝如来、五智如来、阿閃如来など
【菩薩】聖観音、十一面観音、弥勒菩薩、不空羂索観音、千手観音、馬頭観音、如意輪観音、文殊菩薩、普賢菩薩、虚空蔵菩薩、地蔵菩薩、勢至菩薩、日光観音、月光観音、准胝観音など
【明王】不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、孔雀明王、愛染明王、烏枢沙摩明王、大元帥明王など
【天部】梵天、帝釈天、金剛力士・執金剛神、四天王、毘沙門天、八部衆、十二神将、吉祥天、弁才天、訶梨帝母(鬼子母神)、大黒天、閻魔王・十王、伎芸天、深沙大将、韋駄天、歓喜天など
【その他の諸尊】垂迹神、羅漢・高僧・祖師

●仏画の魅力
「仏像を描いていると御先祖様の声が聞こえてきます」 写仏をする人の生の声です。今、この時代に生かされていることに感謝し、菩薩や羅漢などを描いてみませんか。手本を参考に線描画にしたり、色を塗る場合は色鉛筆から始め、水干絵の具という日本画用の絵の具で彩色するのもいいでしょう。日本でも屈指の仏画家、江本象岳さんは「仏画を描くという日々の行為そのものが、仏道修業であり、かつ大きな功徳なのです」と話しています。


220109 (その2)  薬師如来・阿弥陀如来
210711 (その1)  「印相」手の形が意志を表す