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季節に合わせた養生薬膳 ・・・(29.04.21~)
日々の養生は元々、「古代の人が病気をせずに生き延びるための知恵で、環境と共存する方法」です。ですから食事においても、移り行く季節に合わせた食べ方をすることがとても大切なのです。このシリーズでは、旬の食べ物の効能を知り食品バランスを考えた「二十四節気のレシピ」を紹介していきます。1食のエネルギー量600〜700Kcal、塩分は2〜3g。P(タンパク質)F(脂質)C(炭水化物)バランスに沿ったレシピです。
(紙面の一部を紹介)
 ~執筆者プロフィル~
◇養生薬膳&レシピ分析
竹内 郁子 さん(左) 全日本薬膳食医情報協会薬膳教育認可施設「元気幸房」主宰 国際中医薬膳師 管理栄養士
◇料理レシピ&写真
宮坂 康子 さん(右) ミヤサカ クッキング スタジオ代表 名古屋文理大学健康生活学部フードビジネス学科講師 国際中医薬膳師

 「立夏と小満」  「芒種(ぼうしゅ)と夏至(げし)」   「小暑と大暑」

 「小暑と大暑」(H29.06.16掲載)
小暑は、梅雨が明け暑さが本格的になる7月7日から22日まで。陽が強くなり、フェーン現象で山から乾いた高温の風が吹き降り、蝉も鳴き始め、蓮の花が咲く頃としています。大暑は7月23日から8月6日までで、一年で最も暑さが厳しく感じられる頃。夕立や台風など夏の雨は激しく降り、暑と湿の気がまとわりついて蒸し暑く食欲も衰えがちです。そんな夏を乗り切るために、きちんと食べて体力をつけたいものです。汗をかくので水分補給は欠かせませんが、冷やしすぎや飲みすぎは要注意。少量ずつ適度に水分補給しつつ、ほてった体を冷やし水液を生む、豆腐・卵・きゅうり・トマト・緑豆もやし・蓮根・ズッキーニ・冬瓜・白菜・まこも・レモン・キウイフルーツ・パイナップル・マンゴー・メロン・牛乳などを摂りましょう。体内の湿気を除き利尿作用のある枝豆・もやし類・はと麦・ふ・豆類・アスパラガス・ウリ類・レタス・茄子・はやとうり・海藻・あゆ・なまず・牛タン・コーヒーもお勧め。レシピの食材は食欲を増し消化機能を高め、解毒し体力を保つよう働きます。酸味や塩から味を多め、苦味は少なめに摂ると良いでしょう。

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 「芒種(ぼうしゅ)と夏至(げし)」(H29.05.19掲載)
稲の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)と言います。芒種は稲や麦など穂の出る植物の種をまく頃のことで6月5日から20日までを言い、この頃から、雨空が増えて梅雨の季節になります。夏至は6月21日から7月6日までで、一年で一番昼が長く夜が短くなる頃。気温が上がり暑さは日に日に増していきますが、夏至を過ぎると日照時間は少しずつ短くなっていきます。湿気が多くなり消化器の働きが悪くなるため、体の余分な水分を除き、胃腸を調え、梅雨明けの盛夏に向け血と気(エネルギー)を蓄えることが大切。はと麦・スズキ・そら豆・人参にはそれらの働きがあります。玉ねぎ・ピーマン・二十日大根・木の芽などは気を巡らせ、胃腸の働きを良くします。糸こんにゃくや冬瓜は暑湿に良く、ジャガイモや豚肉で気血を補います。こってりした脂肉、甘くてねっとりしたものは、体内の湿を増やすので控えめに。暑さが加わると冷たいものを摂りがちですが、この時期は胃腸を冷やしすぎないようにし、酸味を多く、苦味は控えめにすると良いでしょう。浮腫みやすい方は、はと麦ご飯・はと麦茶を常用しましょう。

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 「立夏と小満」(H29.04.21掲載)
今回は二十四節気を、立夏と小満、芒種と夏至、小暑と大暑、立秋と処暑、白露と秋分、寒露と霜降、立冬と小雪、大雪と冬至、小寒と大寒、立春と雨水、啓蟄と春分、清明と穀雨の12に分けて取り上げていきます。今年の立夏は5月5日から20日までで、暦の上では夏になります。「もうすぐ夏がやってくる」という気配を感じられる頃を指します。春分と夏至の中間にあたり、1年で一番過ごしやすい季節です。小満は5月21日から6月5日までをいい、あらゆる生命が次第に成長して、天地に満ちていく時期を指します。これらの時期は春の気が終わって、爽快な夏の気となって立ち始めます。生長の夏に向けて十分な血と気(エネルギー)を補うためにカツオは最適な食材です。高たん白質・低脂肪で血合いの部分にはビタミンA・B1・B2・B12・D・鉄分などが多く、栄養価の高さはレバー並みと言われます。豚ハツもたんぱく質・鉄分が多く、亜鉛・リンも多く含み血を増やす働きがあり、人参も養血作用があります。

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