第60回 中日“夢”サークル

親子で野外活動! 


中日新聞販売店と尾北ホームニュースは共催事業第60回「中日〝夢”サークル」の夏休み親子講座「親子で野外活動」を17日、犬山市栗栖の同市野外活動センターで開催しました。親子21組、大人21人と子ども29人が参加。講師は、便利さに慣れ過ぎた時代に知恵と技でたくましく生きる力をつける「原始人クラブ」を主宰する髙林徹雄さん。

講師の髙林徹雄さん

【講師プロフィル】
便利に慣れすぎた現代人に知恵と技でたくましく生きる力をつける原始人クラブ主宰。犬山子ども大学、犬山市の社会教育指導員として生涯学習講座などを担当。

青竹で味ご飯作り 竹で器作りや火起こし体験も
まずは、切り出した青竹で味ご飯作り。竹の一節をお釜代わりに、ご飯を炊きます。竹の胴にノミとのこぎり、なたなどを駆使して米や具を入れる部分を上手に開けた参加者たちは、残りの竹で箸やスプーン、おわん、お皿も作りました。
 
竹の器作りをを教える講師の髙林さん
 
 
   
米と具材を入れる参加者
「米と具材を入れて、かまどに竹をセットしたら、いよいよ火起こし体験。「火打ち石は昔、縁起を担ぎ、出掛ける人の肩越しにカチカチと打っていました」など、髙林さんから火の話を聞いた後、まいぎり式火起こし器で火を起こすと、すぐに煙が出て火種ができる人、なかなか火が起きない人などさまざま。起こした火種を上手にかまどに運び、薪に点火し、燃え上がる火の加減を見ながらのご飯炊きで、できあがった味ご飯は豚汁と一緒に、手作りのおわんと皿に盛り、竹の箸でいただきました。
 
かまどに竹をセットする参加者
 
火起こしの仕方を教える講師の髙林さん
 
火起こし体験をする参加者
   
     
「竹を切ったり削ったり、自分たちでやったよ。真っ直ぐ切れなかった」、「自分でやすりで削った箸で食べるご飯、めっちゃおいしい」、「久しぶりのアウトドア体験は楽しいです」などの声も聞かれ、楽しく貴重な体験となりました。