中日"夢"サークル平成17年4月16日新聞掲載分
受講者は親子15組!
第26回 中日 "夢" サークル
親子で陶芸
3月30日開催

中日新聞販売店と尾北ホームニュースは、共催地域行事「中日”夢”サークル」の第26回講習会として初心者の親子を対象にした「陶芸教室」を3月30日、扶桑町中央公民館で開催しました。親子15組が参加。講師は犬山焼窯元大澤久次郎陶苑の現当主・大澤富男さん=犬山市塔野地。助手に大澤さんが講師を務める扶桑陶芸同好会の皆さん
【講師/大澤富雄さん

◎講師(大澤富雄さん)プロフィル
犬山市塔野地在住。犬山焼窯元大澤久次郎陶苑の現当主。県内各市の市民講座、小中学校、子ども会、婦人会などで陶芸教室を開催。過去40年間に1万人ほど指導。扶桑陶芸同好会は20年ほど前、大澤さんが講師を務めた扶桑町民講座から立ち上がったサークルで、現在20周年記念展を準備中。第1、3木曜日午後1時から、同町内の公共施設で活動しています。
茶わんや大皿、小皿などに挑戦
1組1.2㌔の粘土を使って、ひも状にした粘土を巻いて形にするひも作りや、粘土をたたいて板のように延ばして皿にしたり、延ばした粘土を瓶などに巻き付けて形を整え花瓶や一輪挿しなどを作る板作りと、初心者でも簡単にできる技法に挑戦した参加者たち。「焼き物は出来上がると15%縮みますよ。大きさを考えて作ってくださいね」など、大澤さんの説明後、参加者は思い思いの作品に挑戦しました。塊だった粘土をこねて軟らかくする作業や、たたいて延ばす作業に夢中になる参加者。ひも作りで大きな茶わんを作った有輝君は「お母さんがぼくの茶わんを割っちゃったので、ぼくが使う茶わんを作りたかった。学校で使う粘土と違うので難しい」と、ご飯がいっぱい食べられそうな大きな茶わんににっこり。板作りに挑戦した谷口大悟君は、すしを乗せる皿とマグカップにテレビアニメのキャラクター・エネコを描きました。「カップはパパの。エネコを描くのがちょっとむずかしかった」。「上手にできたよ、焼き上がるのが楽しみ」と話すのは大皿と家族一人ひとりの取り皿を作った兼松諒君。自分が使うマグカップを作った大前佳乃ちゃん、大きな皿を作ったのは前にも焼き物を体験したことがある藤沢昌慶君。仕上げは奇麗に形を整えて表面を磨き、自分のイメージに合った模様を描いた後、仕上がりのゆう薬を選びました。作品は乾燥させた後、大澤さんが素焼きと、希望したゆう薬をかけ本焼きをし、参加者の手元には5月の下旬に届く予定です。
講師の説明を熱心に聞く 形を作りますが、なかなか思い通りに作れません 形ができてきました 仕上げの磨き

●作品が焼きあがりました!!