YouNet A letter from Singapore (270320掲載)

〜視察地としてのシンガポール〜
 齊慶 辰也さん
シンガポールは東京23区を一回り大きくしただけの面積の狭い都市国家です。しかし、その狭い国土は隅々まで計画的に開発・発展を続け、世界中から観光や視察のために多くの人々が訪れています。シンガポールを訪れた視察を含めた観光客は、1247万人で世界第4位(東京は538万人で第19位)、国際会議開催数も世界第6位(東京は26位)ですから、その多さは目を見張ります。先日、シンガポール経済と観光をテーマに犬山商工会議所国際委員会と観光部会のメンバーがシンガポールを訪れました。日本企業や観光局、シンガポール日本商工会議所などの視察の合間を縫って、シンガポール日本人学校も視察されました。本校の特長である、英語を伸長させる教育プログラムや日本人として育てる豊かな教育内容を知っていただきました。そして、学習環境の違いや現地校との交流の状況、日本で過ごす生徒との違いなど熱心に質問されました。昨年の8月には、大口町海外派遣団が来校しました。夏休み期間中でしたので、生徒同士の交流はできませんでしたが、学校施設を見学したり、本校で過ごす生徒の様子をビデオで見たり。そこから、シンガポール日本人学校の特長や日本の中学校との違いを感じてもらいました。中学生はホームステイをし、日本企業や現地公共施設の視察をしたそうです。他にも7月中旬には、埼玉県所沢市の中学生30人が来校し、本校生徒と一緒に授業を受けたり、交流会を持ったりもしました。このように外国を見たり体験したりする第一歩として、またお手本としてシンガポールを訪れる人がたくさんいます。シンガポールが安全で清潔で活気があって、中華系住民が多いのだけれど英語が公用語として通用するということが大きいと感じます。是非シンガポールを体験し、これからの発展のヒントを見つけに来ることをお勧めします。



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