YouNet A letter from Singapore (260418掲載)

〜シンガポールの食事はホーカーズで〜
 齊慶 辰也さん
シンガポールには、1970年代に路上営業をしていた屋台を強制的に集めて造ったホーカーズ(屋台の集合体)が至る所にあります。多くのシンガポール人が居住するHDB(日本の公団住宅のようなもの)の中心部には、必ずと言っていいほど大きなホーカーズがあります。そして、HDBに住む人のみならず、近くの一戸建て住宅やコンドミディアム(日本でいうマンション)の住民まで、多くの人たちに日々の食事を提供しています。ホーカーズに在る一つ一つの店は屋台同様、一つのジャンルの料理を提供します。例えば、中国系料理の代表格、チキンライス(鶏飯)の店とか、フライドホッケンミー(炒福建面)の店、マレー系だと、ナシゴレンとミーゴレンの店、インド系だとプラタの店、そして飲み物は飲み物専門店です。ホーカーズの一番の魅力は、お値段の安さ。チキンライスやフライドホッケンミーは3S$(シンガポールドル)程度、プラタは3枚で2.5S$など、お腹を満たすのに必要な量を格安でいただけます(1S$は約80円程度)。中にはいつも行列ができている人気店もあり、どの店も自分の料理に自信をもって営業しています。

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