YouNet A letter from Singapore・・・(251220掲載)

〜シンガポールの高校受験〜
 齊慶 辰也さん
日本国内より随分早いですが、シンガポール日本人学校中学部の3年生は、現在、入学試験の真っただ中です。本校生徒は、シンガポール国内にある日系の高校、インターナショナル・スクールまたは日本国内の高校に進学することになります。日本国内の一部の私立高校は日本での入学試験に先立ち、ホテルなどを借りて、こちらでの入学試験を実施します。この特別な入学試験は11月初旬から12月中旬にかけて行われます。入学試験後、1週間程度で合否結果が分かるので、第1希望の高校に合格できた生徒は高校受験が終わります。反面、日本国内の公立高校や多くの私立高校の受験は、来年の2月から3月です。そちらが第1希望の生徒は、随分長い入学試験シーズンとなります。1月には多くの3年生が受験のために帰国をします。受験校数は多い生徒で6〜7校ですから、体調管理も大変なことになります。シンガポールには、人気のある日系の高校があり、1/3程度の生徒が進学します。本校は、他国の日本人学校に比べて帰国して受験する生徒の割合は、やや少なくなります。それでも、帰国して受験する関係で、3学期には3年生が全員揃うことはありません。2学期の終業式が全員での最後の式となります。外国にある日本人学校の寂しい一面です。

  〜シンガポールのクリスマス〜

シンガポールでは、様々な宗教が信仰されています。特に人口の占める割合が多い中華系の方々のチャイニーズニューイヤーは、宗教に関わる大きな行事です。1月下旬の祝日で、学校や企業等はもちろんお休み。一方、キリスト教を信仰されている人の割合は多くありませんが、日本と同様、クリスマスに向けての飾り付けが11月から始まりました。シンガポール一番の繁華街であるオーチャード周辺の道路やデパートやショッピングモールは、どこもクリスマスムード一色。クリスマスツリー、サンタクロース、トナカイにそりなど、街中至る所に様々な飾り付けがあります。

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