YouNet 知ってトクする福祉の知識(6)・・・(210919掲載)
            〜ボラ活動で助けあい 助けられあいのまちづくり〜 
尾北医師会 地域ケア協力センター
高藤真弓 石井太一
由美さん「うちの子、夏休みにボランティア体験でお年寄りの施設に行ってきたんだけど、すごく楽しかったからママも行ってみれば?だって。」
明子さん「そういえば、同じクラスの陽子ちゃんのママは、障がいのある人たちの施設にボランティアに行っているみたいよ。たしか、お買物や散歩に行くときに、職員の人と一緒に付き添って出かけるお手伝いをしているって言ってたわ。今度バザーでクッキーをたくさん作るから来てねって誘われたの。」
由美さん「へえ〜ボランティアね。子どもたちも最近帰りが遅くなって自分の時間ができたし、私も何か地域のお役に立つことができればいいなあって思うけど、ボランティア活動って何をするのかな。」
明子さん「あまり難しいことだとできないし、毎週行かなくちゃいけないきまりがあったら、せっかく始めても続かないものね。社協だよりにボランティア募集の案内が載っていたから、電話して聞いてみようか。」
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職員「こちらは社会福祉協議会ボランティアセンターです。」
明子さん「ボランティアに興味があるのですが、どんな活動があるんですか?」
職員「たとえば、手話や点字などの福祉活動や、児童センターでの絵本の朗読、子育て応援ネットワークなどがあります。ほかにも、エコに関心をお持ちでしたら、ゴミ拾いや草刈りなどのクリーン活動をしている団体もありますよ。」
由美さん「平日の昼間じゃないと時間がとれないし、福祉のことに詳しくなくてもできるのかしら?」
職員「ボランティアというのは、元々は自主的に進んでやること、という意味なんですよ。ご自分のできることを、できる範囲でやっていただければいいんです。あなたの『やりたい』という気持ちがとても大切ですので、お問い合わせいただいて嬉しいです。ボランティアセンターで、この地域の活動をたくさんご案内していますよ。」
明子さん「朗読っておもしろそう!うちの子が小さい時は、毎晩絵本を読み聞かせていたのよね。なつかしいわ〜。私たちにもできることがあるかもしれないから、今度案内を見にいってみます。」
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このように、あなたの身近な地域では様々なボランティア団体が活動しています。助けあい、助けられあうまちにするために、あなたの趣味や好きなことを活かせる活動があるかもしれません。お問い合わせは、お住まいの地域の社会福祉協議会ボランティアセンターまでどうぞ。


●社会福祉協議会とは
都道府県・市区町村で、住民、民生委員・児童委員、社会福祉関係者、保健・医療・教育などの機関と協力して、地域の人々が住み慣れたまちで安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」の実現を目指す活動を行う団体。ホームヘルプサービスなどの介護保険事業やボランティア活動支援、学校での福祉教育活動などを行っている。
●ボランティアセンターとは
社会福祉協議会の中にあり、ボランティア活動をしたい人、ボランティアを必要としている人のために、ボランティア活動に関する相談や紹介などのコーディネートをしている。
 
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