YouNet バヌアツへの誘い(14)・・・(250920掲載)

バヌアツへの誘い
 青山 翔さん
8月10日、父親と母親が1日かけて、バヌアツ共和国に来てくれました。降り立ったのは、首都ポートビラ。最近は近代化の波に飲まれ、車の交通量が増え、ビルの建設が進み、人々も慌ただしくなってきています。私は普段、マラクラ島にいるので、ポートビラは大都会という感覚を持っていますが、両親は、日本との違いに大変驚いていました。私が赴任した当初、ホームステイさせていただいていたピーターさんの家族に招待され、伝統料理ラプラプをご馳走になりました。私は、あいさつだけでいいと言ったのですが、バヌアツでは、お客さんが来たら、必ずラプラプでもてなすのが礼儀であると言っていました。次の日は、14人乗りプロペラ機で私の任地であるマラクラ島に出発。ノルスップ空港に着陸する直前、両親はココナッツのプランテーションに息をのみ、その雄大な自然景観に驚いていました。ヒッチハイクでトラックに乗りこみ、車に揺られながら、マラクラの人たちが通り過ぎるたびに、笑顔であいさつをしてくれるその姿に、改めてマラクラ島の良さを感じました。滞在中は幸いにも、断水や停電は無かったものの、水道からは温水が出ません。私は普段から使っているので抵抗はありませんが、今バヌアツは冬で、南太平洋と言えど、夜の水浴びは大変勇気がいります。それでも、両親が5日間マラクラ島に滞在してくれたのは、マラクラ島の人たちの温かさに触れたからかもしれません。

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