 今回は、私がどのようなボランティア活動を行っているかを紹介します。マラクラ島に来た当初、日本の算数教育をいかに現地の先生に伝えようかということに必死になっていました。しかし、先生たちは今までやってきたことに自信を持っているし、いきなり新しいことを言われても、なかなかその通りにやることは難しいということを実感。そこで、私はいろんな学校に行き、授業の様子や、子どもたち、先生の様子を観察させてもらうことに徹しました。その結果、島で一番大きいラカトロ小の校長ロジャー先生が指導力があり、他の先生から信頼されていることを感じ、ロジャー先生と一緒に近隣校11校を回り、マラクラ算数教師会（MALTAM）という算数教育を検討する組織を作りたいと各校の校長先生にお願いしてみました。するとどの学校も了解してくださり、各校から１人、算数教育に特化した先生を選んでくださいました。今では、月に２回ほど活動。算数のあるトピックを選び、どう教えていくべきかをみんなで話し合ったり、ある先生がWS（ワークショップ）をしたり、児童中心学習の研究授業（授業計画を立てて実施、メンバーが観察、業後討論）をしたり、私が日本の算数教育を他のメンバーに伝えてWSをしてもらったりしています。
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〜バヌアツへの誘い〜