You Net(ゆ・ねっと)で紹介した記事の一部を掲載しております

−犬山城成瀬家拝領400年−
江戸時代から今に伝わる天守 (H29.07.21掲載)
今や全国にファンがいる国宝「犬山城」。平成16年4月に設立された「公益財団法人犬山城白帝文庫」に所有が移されるまで、国内唯一の個人所有の城として、成瀬家が城を守り続けてきました。今年は、江戸時代の1617(元和3)年に二代将軍徳川秀忠から犬山城が成瀬正成に任されて400年。拝領400年を記念して、同財団は初代城主の成瀬正成を紹介する特別展や歴代城主の紹介展示、11月19日に犬山国際観光センターで徳川宗家十八代当主、恒孝氏による記念講演会を予定し、犬山城の四季を詠む俳句の募集も行っています。
犬山城は、1935(昭和10)年、旧国宝保存法に基づき、当時の国宝に指定され、1952(同27)年に文化財保護法によりあらためて国宝指定を受ける、現存する最古の天守とも言われる名城。天文年間(1532〜55)の初め頃、織田信康が木之下城を現在地へ移したのが始まりとされています。1617(元和3)年、尾張藩付家老の成瀬正成が、二代将軍徳川秀忠から犬山城を拝領。その後、財団が受け継ぐ前の十二代正俊まで、成瀬家が城を守り続けてきました。成瀬家末裔であり同財団理事長の成瀬淳子さんは、「400年も長きにわたり、犬山城を守ってこられたと思う。その精神は並大抵のものではない」と話し、個人所有から財団所有に移管するときの思いを、「個人所有でも国の宝である以上、私物ではありません。この先、犬山城をみんなで一緒に支え守っていくのが良いとの思いがありました」と振り返ります。

・・・続きは紙面をご覧ください 

 

戻る