You Net(ゆ・ねっと)で紹介した記事の一部を掲載しております
ー扶桑北中学校道徳教育の取り組みー
考え、議論する道徳の授業へ

(H29.02.17掲載)
道徳の時間を「特別の教科 道徳」として位置付け、平成30年に小学校で、同31年に中学校で全面導入されることを受け、今年度扶桑北中学校は文部科学省道徳教育抜本的改善·充実にかかる支援事業研究推進校として、道徳教育に取り組んでいます。
研究主題は、「生徒をとらえ、よさを伸ばす『道徳科』の評価の在り方―考え、議論する道徳の授業づくりを通してー」。目指す生徒像を「友の声を傾聴し、目を輝かせて吾を語る生徒」、目指す教師像を「人間の弱さを認め、それを乗り越えることのよさを共に考える教師」とし、「考え、議論する」道徳の授業づくりを進めることで、生き抜く力を身に付けようとする生徒を育んでいます。道徳の授業での教師の力量向上を目指し、平成27年度から道徳の授業づくりに取り組んでいた同校。各学級で取り組んだ授業の課題を基に、より良い授業の実践へと、学年で意見交換をして次の学級の授業につなげる「学年道徳バトンリレー」の授業研究に取り組み、個の良さを伸ばす授業改善を進めてきました。

●思考を促す主発問に板書の工夫も
生徒の思考を促し、自分事としてとらえ、登場人物になりきる。そして自己を見つめ考えを深めていく授業展開へ。それに向け、力を注いだのは生徒が考え合う場面設定づくりに大きく関わる教師からの主発問の在り方でした。教材のねらいを分析し、生徒の思考が深まる主発問へ。さらに、主人公の気持ちの変化が視覚的にも捉えられるよう板書にも工夫を。生徒一人一人の成長の様子の見取りは、学習活動を通して生徒が記した意見や感想、レポートなど取り組みの記録を蓄積し、一定のまとまりの中で捉える「ポートフォリオ評価」を取り入れることにしました。

●町内の教職員が研修
昨年11月15日には、同校の取り組みを町内全小中学校の教職員に紹介することで道徳科の導入に備えようと授業を公開(写真下)。授業後は参観した教職員らが意見交換する「道徳を語る会」も行われ、同校が指導を受ける京都産業大学の柴原弘志教授による講演会が行われました。

・・・続きは紙面をご覧ください。
 


戻る