 ６月下旬、シンガポールでの出来事が日本でもニュースになりました。それは、ヘイズ（ＨＡＺＥ）という煙害です。インドネシアのスマトラ島での大規模な野焼きや森林火災が原因で、煙が風に乗って国境を越え、シンガポールを覆い尽くしました。PSI（ヘイズによる健康障害の度合い（濃度）を図る数値)が，国内史上最大値401を観測。PSI100以下は健康への影響が少ないのですが、401以上になると健康上非常に危険な状態で、外出等を極力控えます。屋外では作業が中止されたり、日系企業では仕事を打ち切る措置を取る会社があったり。実際に屋外に出てみると100ｍ先が見通せないほど真っ白で、木を燃やした異臭が漂っていました。日常生活でほとんどマスクをしないシンガポーリアンもさすがにマスクを買いに走ったらしく、お店のマスクはどこも完売。本学校は、観測史上最大値の前日にPSIが300を超えたことを受け、臨時休校措置に。日本では、台風シーズンの暴風警報による臨時休校等、馴染みがありますがシンガポールは台風が来ない場所で、地震などの天災も少なく政情も安定しているので、臨時休校した前例が無いよう。休校措置を生徒に伝えた時も、予想外のことでただただビックリだったようです。一部の小学生は、日本に一時避難したとも聞いています。
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