YouNet ハーブに魅せられて(最終回)・・・(240519掲載)

〜「温故知新」で生活の知恵を受け継ぐ〜
ハーブコーディネーター 
安藤 克枝
「夏も近づく八十八夜」。5月1日は八十八夜でした。わが家の生垣にお茶の木があり、毎年、新茶を摘みます。その新茶と朴葉寿司で、母の日も近い誕生日の母に、ダブル祝いを続けています。今年も、92歳の長寿を祝えることに感謝し、喜ぶ母に届けます。朴葉寿司は、父方の祖母がこの季節になると作ってくれました。朴葉(漢名は厚朴)は抗菌、防腐作用があります。昔の人は知恵を働かせて、上手に食生活をしていたと感心します。「温故知新」古きを尋ねて新しきを知る。祖母が作ってくれた、素朴な味と香りが忘れられない朴葉寿司。私流にアレンジして作っています。

「ハーブでコミュニケーションを」と、ハーブで友達の輪、世代を超えたつながりを広げる安藤さん。5月1日には、昨秋カモミールの種をまいた大口町立北保育園の年長児と中保育園の園児が、カモミール摘みに安藤さんの畑を訪れ、畑の中を駆け回ったり「カモミールのお風呂」と言ってしゃがみ込んだりと、ハーブの香りを楽しんでいました。
シリーズ「ハーブに魅せられて」は、今号で終了します。




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