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小学校の外国語活動(20.10.22掲載)
〜扶桑町立高雄小学校の取り組み〜

外国人と楽しくコミュニケーション!!
文部科学省が作成した小学校5、6年生用の教材『英語ノート』(試作版)。
平成23年度から小学校5、6年生に導入予定の「外国語活動」を前に、平成19、20年度の2年間、「小学校における英語活動等国際理解活動推進事業」として文部科学省・愛知県教育委員会の委嘱を受け、研究に取り組む扶桑町立高雄小学校(大澤外美校長)。「Let’s have communication!外国の人と互いに尊重し合い、ともに生きようとする子の育成〜外国の文化や人とのふれあい活動を通して〜」を研究主題に、同校が取り組む活動や授業を紹介する。
適応力の高い小学校段階に、できるだけ多くの外国の人とさまざまな活動を通して触れ合い、日本文化とは違った文化を理解し、お互いが尊重し合えるような子どもたちを育成したいと、研究主題を設定。さまざまな活動に取り組む中でさまざまな言語に触れながら、汎用性の高い英語を学ぶことの有効性に気付かせ、中・高等学校でのコミュニケーション能力育成への素地をつくっていきたいと考える同校。
        <同校がめざす子ども像>
 ◆楽しくコミュニケーションを図ろうとする子
 ◆外国に関心をもち、進んで知ろうとする子
 ◆互いの生活・文化を尊重し、仲良くしようとする子
目指す子ども像を設定し、外国の人と直接触れ合うことでコミュニケーション能力を高め、外国の文化を理解し互いに尊重し合いながら、供に生きようとする子の育成を目指している。


修学旅行で異文化交流

6年生がことし5月に出掛けた京都・奈良の修学旅行では、「外国の人を見かけたら声を掛けてみよう」と、グループ行動時に外国人観光客との触れ合いを計画。事前に、各グループで「どんな質問がいいだろう」と、英語での表現を調べ、グループごとに声掛けに挑戦した。準備はしていたものの、最初はちゅうちょ気味の子どもたち。それでも「1人声を掛けたらだんだん楽しくなって・・・」と、積極的に話し掛けてコミュニケーションを取ろうとしていたと言う。


衣食住で異文化体験!!



子どもたちに親しみやすいものとして、民族衣装を着てみたり、その国の食文化などを知るために料理を作って食べたりなど、楽しみながらの異文化体験。


ー教材『英語ノート』を使ってー
楽しく学ぶ英語


担任とALTが授業を組み立て行う外国語学習。文部科学省が作成した『英語ノート』の試作版を使って、9月11日は6年1組(黒田純子教諭)で、10月3日には5年2組(岡田惠津子教諭)で校内研究授業が行われた。
「Good morinig . How are you?」担任の黒田教諭とALTのアニタ先生が児童一人ひとりと交わす、英語のあいさつ。子どもたちは「I’m fine.」「I’m good.」と返すと、「みんなOKだね」と6年1組の授業がスタートした。この日の単元は「道案内をしよう」。分かりやすい道案内の仕方を知り、建物の言い方を知るのがねらい。まずは、黒板に『英語ノート』と同じ「Tokyo Town Map」を掲示し、ピクチャーカードを見ながら「What's this?」と、建物の名前を確認。「park」「hospital」「police box」…と建物の名前を知り、教師が用意した建物の名前の英語カードを子どもたちが黒板に張っていった。

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