ゆ・ねっと(YouNet)紙掲載分
このコーナーはYou Net紙で紹介した記事の一部を掲載しております

リサイクルグッズ作り 特集・・・(190627掲載)

 『捨てる前にアレンジを楽しむ』
●アイデアを生かすリサイクル
「子どものころから紙や布が好きで、手作りを楽しんでいた」と話す、犬山市塔野地の安藤恵美さん。「Tシャツなど、傷むのは首の辺りだけでそのまま雑巾にしてしまうのはもったいない」と、自分たちが着たTシャツなどを再利用。腕の部分をそのまま生かして子どものズボンに仕立てたり、アップリケに使ったりと、全く無駄がない。
大人のTシャツから作り変えたズボンをはく風太君と安藤さん。リサイクルグッズはすべて安藤さんの手作り。 安藤さんが衣服の作り変えに関心を持ち始めたのは7年ほど前のこと。妊娠中にブランケットなどの手縫いを始めたのがきっかけで、出産後はよだれかけや弁当、水筒、タオルなど何でも入って丈夫なジーンズ生地のバッグなど、育児を助けるグッズを手作り。よだれかけは、月齢、年齢に合わせて大きさを変えて型紙を作り、夏用、冬用と生地の厚さも考える。さらに、「手作りだと子どもが喜ぶキャラクターで飾ることもできる」と、お気に入りのキャラクターをアップリケ。子どもからも友人からも人気が高いオリジナルに仕上がる。友人、知人の子どもたちにプレゼントした数は数え切れず、教えてほしいという友人には、型紙を貸し出して作る手順も伝授。リサイクルグッズ作りを、一緒に楽しむこともある。

―健康にも暑い夏にも一番―
●布ぞうりづくり
江南市後飛保町にある身体障害者通所授産施設「くるみの里」のボランティアグループ「リスの会」のメンバーとして、黒崎かつ子さん(村久野町)はきょうも布ぞうり作りに精を出している。「鼻緒のところがちょうどツボに当たり、体に良いんです。洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるし、汗を吸うのでこれからの暑い季節には一番」と、布ぞうりの良さを話す黒崎さん。布ぞうりがブームになり、雑誌を参考に作り始めてまだ1年ほどだが、すでに300足以上編み上げている。



―たんすに眠る和服を生かす―
●和だんすの会
「たんすに眠っている和服がもったいない。何かに利用できれば」と立ち上がった、江南老人クラブ連合会の衣類リフォームの会「和だんすの会(緒方喜代子代表)」。39人のメンバーが着物のえりや帯、帯揚げ、じゅばん、布団の端切れなどいらなくなった布を持ち寄って、帽子や針刺し、かばん、ティッシュカバーなど、実用的な小物を作っている。

メンバー同士で教え合いながら、衣料リフォームを楽しむ「和だんすの会」

―ネクタイから帽子やベストも―
●創作リフォームの会
文化祭への作品出展を目標に作品作りに励む「創作リフォームの会」 ごみとして捨ててしまう物に工夫を加え、再び新たな使い道を見出すことを楽しむ。20年以上にわたり扶桑町で活動する創作リフォームの会(兒玉直江会長)は、そんな志を持ったメンバー25人が月に2回集まり、先生を立てることなく互いにアイデアを出し合いながら活動。たんすにしまってあった着物を利用してベストやバッグを作ったり、ネクタイからおそろいの帽子やバッグ、ベストを作ったり。新しいものを買うことはほとんどないと話すメンバーもいる。

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