ゆ・ねっと(YouNet)紙掲載分
このコーナーはYou Net紙で紹介した記事の一部を掲載しております

集まれ!!鳴子踊りチーム 特集・・・(190228掲載)

−犬山に「笑゛」あり!−
●踊りも 人としても ステップアップ!!
「見ている人が笑顔になるなら、これからも踊り続けたい!」。「にっぽんど真ん中祭り」でどまつり大賞に2度、準大賞に3度輝き、鳴子踊りチームを代表する存在として、「犬山に笑゛(じょう)あり!」と、その地位を不動のものにする「笑゛(大澤健一代表)」。じょう踊りに対する思いは、発足当時から少しも変わっていない。


「笑゛」としての活動第一歩は7年前の「第1回犬山BONダンスフェスティバル」。瑞浪で開催された七夕祭りで見た鳴子踊りにすっかり魅了された大澤代表らが、チームをつくって参加したのが始まりだった。「あの時はそんなに上手くなかったと思うけれど、みんなが喜んでくれたことが気持ち良かった」と、踊り終わった仲間たちが抱いた充実感。それがさらに、鳴子踊りの魅力に引かれていくことになり「にっぽんど真ん中祭り」(名古屋市)参加へとつながっていった。
「踊りが大好き」の思いで集まったメンバーは10代〜20代の約90人。毎火19:00〜古知野西小体育館、毎土18:00〜犬山・東小学校でエネルギッシュな練習が続く。(ホームページはhttp://www.geocities.jp/jyoinuyama)
メンバーを増やしながら練習に励み、その挑戦は、参加2度目にして「どまつり準大賞」受賞、その後2年連続して「どまつり大賞」に輝くなど、チームは着実に成長。「市民に希望や自信と活力を与えまちづくりに大きく貢献している」と、犬山市から「市民輝き賞」も贈られた。さらに、一昨年初出場した300チーム以上が参加する北海道札幌の「YOSAKOIソーラン祭り」では8位に入賞。目覚ましい活躍に「笑゛を目指して」と、他のチームの目標にもなっている。そんな笑゛だが、「笑って踊って汗かいて」のモットー通り、踊る楽しさを軸にした姿勢は自然体そのもの。「自分たちは意識していないけれど、見ている人が『まちづくり』だと感じてくれるのであればそれでいい。若い人が踊りを求めて来るもよし、見てくれる人たちが喜んでくれるもよし」と、楽しい時間が共有できればそれがうれしい・・・と。

―江南市立宮田中学校「カゼノミヤ響」―
●宮田中の伝統に!
「踊りを通して地域のみんなと交流しよう」と、1昨年11月に始まった宮田中学校(横井雄一校長)の「踊ろ“舞”宮田」活動。毎月第3土曜に同校体育館で練習会を開催。小学生や保護者、地域の人たちが集まり、練習を重ねている。中心となって踊りを指導するのは同校生徒「カゼノミヤ響」のメンバー。60人が登録する同チームは今や、地域の人気者。夏祭りやイベントはもちろん、江南市主催の「環境フェスタ」にも出場、踊りを通して交流の輪を広げ、老人会などへの慰問活動もする。
環境フェスタ2006で踊る(カゼノミヤ響」 メンバーの丹羽抄尋君(3年)は「体育から始まったよさこい踊りも、今では宮田中の伝統。よさこいを踊ることで自分に自信がつき、仲間とのきずなも深まった」と、笑顔で踊ることをモットーに、後輩に踊りを教えてきた。「おもしろそうだから」と、気軽に参加した速水菜々子さん(同)も、「わたしの人生を変えるほどの存在で、今ではすっかり「カゼノミヤ響」のとりこ。どんどんチームが成長していってほしい」と、後輩に思いを託す。横井校長は「子どもたちが地域に出て、いくらかでも貢献できることがうれしい。地域の人に歓迎してもらえれば、それもありがたい」と、地域との交流を見守る。

―誠信高等学校 「笑しゃく」―
●踊りを楽しむ”心”を・・・。
創部2年目を迎えた誠信高校(扶桑町斎藤)「群舞部」。菊地麻衣部長を中心に2年生4人、1年生1人と女子部員5人の小所帯ながら、鳴子踊りにかける熱い気持ちは校内のどの部活にも負けない。同町で毎年秋に行われる「やろ舞大祭」に長年、生徒会で有志を募り参加してきた同校。その中で、正規の部活動として鳴子踊りに取り組みたいという声に応え、同部を創設。それは「群舞部があったから、この学校に決めた」と言うほど、ほとんどほかに類を見ない部活の誕生だった。現在、持ち曲は3曲。観客に喜んでもらい、元気になってもらえる踊りを目指す同部のモットーは「元気でやろう!」。毎日の練習では途中何度も曲を止め、目線や手の角度、タイミングと細部にわたってチェック。真剣に練習するあまりつい表情が堅くなり「笑顔」の声が飛ぶことも。それでも、笑顔とまなざしで踊りを楽しむ「心」を届けたいと汗を流す。悩みは部員が少ないこと。5人ではフォーメーションも限られ、男子がいればより迫力のある踊りを見せることができる。「来たれ群舞部に!!」

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