ゆ・ねっと(YouNet)紙掲載分
このコーナーはYou Net紙で紹介した記事の一部を掲載しております

〜女性の視点を社会に生かす〜 特集・・・(180927掲載)

−女性の視点でニーズを見つめる−
●愛知さくらライオンズクラブ
「ライオンズの活動に、女性の力を」との地区ガバナーの声を受け、江南、犬山、小牧、岩倉、扶桑、大口の4市2町から集まった36人でことし6月に立ち上がった「愛知さくらライオンズクラブ(桑原なおみ会長)」。「奉仕」でつながる会員が女性の視点で地域を見つめ、仲間とつながり合って社会貢献活動を展開していく。

「アイバンク登録を進めていきたい」と話す桑原なほみ会長→

「地域に役立つことができれば」と話す会計の社本さと子さん


「仲間同士でつながり大きな力に…」と話す大前温子さん
世界第一の社会奉仕組織として、各ライオンズクラブが奉仕活動する中、女性だけのクラブとして何ができるのか。「ほとんどが男性会員というクラブの中では、男性に遠慮があり女性会員が育ちにくい」と、女性だけのクラブなら自分たちのできることを見つけ、自分たちの力で活動につなげていけるのではと話す幹事の大前温子さん(江南市般若町)。今まで、団体に所属して活動することを好まなかった大前さんだが、地域のライオンズクラブ活動に信頼を寄せていたこともあって、「奉仕」というキーワードで同じ思いの仲間が集まれば、大きな力になるはずと、設立メンバーに加わることにした。「お世話になっている地域に、何か役立つことができれば」と仲間を誘い、設立にかかわったのは社本さと子さん(小牧市)。本部に納める会費が、恵まれない人たちを救う世界規模の社会貢献活動につながっていることから、「会員になることが社会貢献」と友人に声を掛け、今まで名刺を持っていなかった仲間たちがさくらライオンズの名刺を持ち、活動の第一歩踏み出した。


●「ライオンズクラブ」とは…
1917年、米国シカゴの保険業者メルビン・ジョーンズが所属していた昼食クラブ「シカゴ・ビジネス・サークル」のメンバーに、「他のクラブと手を結び、ビジネスや社交上の目的のみならず、社会全体の改善に献身する全国的な組織な組織をつくろう」と呼び掛けたのが始まり。193の国と地域に存在する44,000以上のクラブ、140万人の会員を持つ世界第一の社会奉仕組織。言語、宗教、政治的立場の違いを超え、恵まれない人々を支援するために取り組む。正式名称は「The International Association of Lions Clubs(ライオンズクラブ国際協会)」、米国イリノイ州に本部を置く。その活動は「われわれは奉仕する」の使命の下、清掃活動などの地域的な取り組みから、失明者の視力回復など世界的な事業に至るまでさまざま。日本では1952年のクラブ設立以来、各地域で3500クラブが活動している。

●「愛知さくらライオンズクラブ」

日本を8地区に分け、その中の334ーA地区に所属。愛知県内で120番目、女性ライオンズクラブとしては4番目としてことし6月に発足。 江南ライオンズクラブがスポンサークラブとして支援する。年会費は6万円、第2水曜12:15〜、第4水曜14:00〜例会を開催。会員募集中。
(問)同事務局(江南商工会館内)TEL090ー5620ー4982

―犬山市男女共同参画模擬議会「あもしし議会」―
質問をする模擬議員ら。左奥は傍聴者 ●女性の視点で市政に参画
「『犬山市飼い犬等のふん害の防止に関する条例』が平成10年に制定され、ふんを放置した者には罰則もあるが、相変わらず犬を飼っている人のマナーが向上しない。この条例に基づく施策は?」「心理判定員が常駐していない心身障害者施設のこすもす園。悩みや不安を支援してもらえる施設になっていないように思う。今後のこすもす園の取り組みを聞きたい」。8月22日、犬山市議場で模擬議員の質問の声が響いた。
政策決定の場に参画する機会が少ない女性に、市政への参画機会を提供し、男女共同参画の視点からまちづくりの提案をしようと、犬山市が開催した模擬議会「あもしし議会」。石田芳弘市長の「女性の立場から世の中を変えていこうと、議会文化に一石を投じてもらいたい。多様性のある議論を」のあいさつで始まり、8人が質問した。

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