●研修会で技能の習得も
会員の技能向上を目指し、せん定や刃物研ぎ、パソコンなど研修会を開く各センター。内容は多彩で、犬山市シルバー人材センター(小林敏彦事務局長)では、受付業務に役立つ電話の受け答えやクレーム処理などを学ぶ研修も実施。業務のレベルアップを図っている。45歳以上の準会員を持つ大口では「技能を身に付けてもらい、就職に生かしてもらってもいい」と再就職支援としてもとらえ、若手にも研修の機会を提供する。
●地域や仲間との触れ合いの中で
地域との触れ合いを大切にする各センター。大口では、保育園児がセンターを訪れ、温かく甘いにおいに包まれながら豆腐作りを見学。無農薬大豆で作った、出来立てほやほやの豆腐を試食した。「毎年、小中学校の児童・生徒がサンチュの栽培見学に訪れる」とは扶桑の宮田事務局長。高齢者と子どもたちとの触れ合いにも一役買い、学びの場にもなっている。もちろん、会員同士の交流の場、趣味を広げる場にもなっている各センター。犬山では同好会が活発に活動。「郷土玩具同好会」では、地域の文化を伝承したいと犬山に伝わる「でんでん太鼓」を手作り。犬山城前三光稲荷、「なつかしや」などで販売し、民芸品作りの講師なども務める。 |
竹笛を吹くと風車が回り、人形の手が太鼓を打つからくり仕掛けの「でんでん太鼓」を分業で一つ一つ丁寧に仕上げていく犬山の「郷土玩具同好会」のメンバー。 |