ゆ・ねっと(YouNet)紙掲載分
このコーナーはYou Net紙で紹介した記事の一部を掲載しております

―江南市地域活動連絡協議会―
自転車、三輪車は毎日、ゴーカートは日曜日のみ無料で貸しだしている。8月末までは、隣接の木賀公園コミュ二ティ・プールもオープン。 ●得意分野を生かして
江南市内の児童館は、交通児童遊園・古知野・藤ヶ丘・宮田の4つの児童館と、同様の活動をする草井地区・古知野北部地区の学習等供用施設(学供)の6ヵ所。各施設では、放課後児童クラブや図書の貸し出し、2歳以上の未就園児を対象の「親と子の遊びの広場」を行っているほか、全館合同によるファイヤーの集いや書画展なども実施。子どもたちがたくさんの友達との交流を通して遊びの楽しさを知り、子ども同士の仲間づくりに発展していくよう働き掛けをしている。各児童館(学供)ではそれぞれ独自の活動も行っているが、そこで活躍しているのが地域のお年寄りや、江南市地域活動連絡協議会(母親クラブ)の会員たち。同クラブには性別や年齢、地域にかかわりなくいつでも入会でき今年度は、古知野・宮田・草井地区の各施設で卓球やダンスの指導、本の読み聞かせや夏祭りの運営などの活動をしている。
―大口北児童センター―
「施設も良くて使いやすい」と、創作活動室で練習に励む「Acrid Hedgehogs」の4人 ●中高生の居場所づくり
大口町内の児童センターは各小学校区にある西児童センター、南児童センター、北児童センターの3カ所。子育て支援として各センターで開催する子育て広場に加え、「赤ちゃん教室」「ちびっこ2・3歳児教室」「ネットワーク1歳児教室」(要申し込み)を実施。母親同士、子ども同士の友達づくりに多くの機会を提供する。母親を中心につくる地域活動連絡協議会「元気!!クラブ(鈴木智世会長)」も各センターで活動。お楽しみ会やおやつ作り、映画会など子どもたちの楽しめるイベントを企画する。また各センターで行われている放課後児童クラブの一時利用(月〜金曜午後6時30分まで)が4月から開始され、急な用事ができたときなどに利用できる。
昨年夏にオープンした北児童センター(鈴木一夫館長)は、帰宅後の中高生が利用できるようにと、午後9時まで利用できる創作活動室がある(要申し込み)。音楽やエアロビクス、伝統芸能などの練習ができるように防音設備が施され鏡も設置。ギターやベース、アンプ、ドラム、キーボード、ハンドベルが利用でき、定期的に3、4組の中高生らがバンド練習などに訪れている。
−犬山市「わくわく連続講座」−
●自分にも投資を
犬山市男女共同参画推進懇談会が企画・運営する「わくわく連続講座」の第3回が6月30日に犬山市民健康館で開催され、30代の女性を中心に約30人が受講。愛知淑徳大学講師の中島美幸さんが「子の未来・私の将来〜大人の女性としての『母』〜」と題して講演、「母親自身が自分を生きることが大切」と、社会全体で子育てする次世代育成力の必要性を訴えた。(講演内容を一部紹介)
「自分に自信を取り戻して」と話す、講師の中島さん(正面列中央)
母親を苦しめている「母性神話」と「三歳児神話」。「母性」は生まれながらに備わっている女性の本能ではなく、学習していくもの。また3歳までは、母親が子育てするべきだと、母親を不安に陥れ信じ込ませてきたが母親が子育てに専念するようになったのは1960年以降の高度成長期からだけで、日本の歴史の中でも母親は常に農業や漁業に従事し、母親以外が子育てをすることは日常的だった。「子育て」とは、子どもが自分の人生の意味と価値を選択できる個人になるように援助すること。親として、身をもって自立することの大切さを教えることで、親自身も自立し、母親が「自分を生きる」ことが大切。夫婦の関係性が子に与える影響も大きく、夫婦は対等で家庭が男女平等であることが、子どもが自分を認めることにつながる。特に、女の子に希望を与える。子育ては、子どもが社会へと巣立っていくための支援。支援者である親こそが自分を持ち、社会とつながっている必要がある。
子どもたちが壮年期を迎える2050年ごろの社会は、少子・高齢化が急ピッチに進み、高齢者1人を1.4人で支えるなど女性が働くことが当たり前の社会なっているだろう。性別役割分業を前提にした子育てでは立ち行かず、男女を問わず職業人として「働くこと」、家事をこなすなど「家庭責任」が果たせることが必要になる。
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