●人とのふれあいで育つ自立心と協調性
子どもたちが自然の中で楽しく遊びながら学ぶ「正義、忍耐、誠実、友愛、強調性、責任」。みんなでルールをつくり、仲良く遊びながら育てる自立心や創造力。(財)ボーイスカウト日本連盟、(社)ガールスカウト日本連盟は子どもたちの「生きる力」をはぐくみ、若手指導者の育成にも努めている。 |
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●若手リーダーを育てる
「経験や体験してこそ人間は成長する」と、子どもたちの自主性や協調性、責任感をはぐくみながら、トレーナーとしてリーダーの指導教育を担当するガールスカウト愛知県支部第11団の東村怜子団委員長(72・江南市上奈良町)。1967年の団立ち上げにかかわって以来活動を続け、約20年間リーダーの育成に努めている。 |
「責任を持って活動することの大切さ」「できないときには一人で背負い込まず、みんなで協力することの大切さ」を学び、「状況を見て、臨機応変に対応することができるようになる」と、経験や体験を積み重ねる中で育つ、リーダーとしての素養。チャレンジ精神旺盛な若者は突っ走ることもあるが、キャリアを積んだリーダーがそのエネルギーの方向を定めるなど、若手リーダーを育てる場にもなっていると言う。 |
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●集団の中での経験を
「デンリーダーを経て隊長にと声がかかったときは戸惑いがあった」と話す、ボーイスカウト大口第1団(寺澤正和団委員長)カブ隊隊長の石岡健治さん(41・大口町余野)。今では「どうやって子どもたちに面白かったと言わせようか。楽しみながら成長できるきっかけを、どうやってつくろうか」と、仲間とともに計画を練り大変さを楽しみに変え活動している。
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●工夫して遊ぶ楽しさを
「自主性を育てることが第一。いろいろなことを経験して、好きなものを見つけてほしい」と話すのは、仕事の都合で活動を休止している今枝隊長に代わって扶桑第1団を率いる副長の小倉正啓さん(30・扶桑町南山名)。小学3年生で入団して以降、県外の大学に進学した4年間を除いて常にボーイスカウトにかかわってきた。その思いを「アウトドアが好きで先輩や仲間に恵まれたから。自分たちが教わったことを恩返しできればと、自分ができることをできる時間にしようという気持ち」と、さらりと話す。 |