アンモナイトを手に、化石館の
本格オ-プンを目指す松本さん |
●化石の神秘に魅せられて
「何億年前の肉体が石になって残っているなんて、ものすごい神秘です」と、目の輝きが違ってくる犬山市犬山の松本昌悦さん(67)。犬山駅前通りに法律事務所を構え、その1、2階で来年、「犬山化石館」の本格オープンを目指している。
名刺には中京大学法学部教授、法律事務所長、そして「犬山化石館館主」の肩書き。その中でも「館主が一番好きなんですよ」と笑う松本さん。
生まれは瀬戸内海に浮かぶ大崎上島。一面の塩田の中で育った野性児が、小学校に入学したころ友達の家で出会った化石。その神秘に、すっかりとりつかれてしまった。
幼いころから好奇心が人一倍強く、好奇心が先にたつから「どんなことをやっていても、つらさは感じません。だから、好きなことはやりたい放題」と。その究極が化石館のオープンで、収集した化石を展示して多くの人に見てもらえる場、そして化石が好きな若者や収集家たちの集まる場になればと願っている。
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