ゆ・ねっと(YouNet)紙掲載分
このコーナーはYou Net紙で紹介した記事の一部を掲載しております

夢や目標に向かって(160623掲載)


アンモナイトを手に、化石館の
本格オ-プンを目指す松本さん
化石の神秘に魅せられて
「何億年前の肉体が石になって残っているなんて、ものすごい神秘です」と、目の輝きが違ってくる犬山市犬山の松本昌悦さん(67)。犬山駅前通りに法律事務所を構え、その1、2階で来年、「犬山化石館」の本格オープンを目指している。

名刺には中京大学法学部教授、法律事務所長、そして「犬山化石館館主」の肩書き。その中でも「館主が一番好きなんですよ」と笑う松本さん。
生まれは瀬戸内海に浮かぶ大崎上島。一面の塩田の中で育った野性児が、小学校に入学したころ友達の家で出会った化石。その神秘に、すっかりとりつかれてしまった。
幼いころから好奇心が人一倍強く、好奇心が先にたつから「どんなことをやっていても、つらさは感じません。だから、好きなことはやりたい放題」と。その究極が化石館のオープンで、収集した化石を展示して多くの人に見てもらえる場、そして化石が好きな若者や収集家たちの集まる場になればと願っている。




休みの日には孫に囲まれ、趣
味の三味線も楽しむ百武さん
「途中でやめたら悔やむよ」
「今日も皆さんが待ってみえる」と、介護老人保健施設「ほほえみ」(犬山市前原)で利用者の気持ちに寄り添い、身の回りの世話をする百武信子さん(同塔野地・63)。ホームヘルパー2級の資格を生かし新しい世界でチャレンジする、百武さんの輝く姿がある。

結婚以来専業主婦に徹してきた信子さん。その生活に変化が起きたのは、夫の哲也さん(当時58)が脳出血で倒れた10年前。通院を考えて一大奮起し、自動車学校に通うことにした。
くじけそうになる信子さんに、哲也さんが出社前に練習問題に付き合い免許を取得。定年退職し、その後車いす生活となった哲也さんと、旅行を楽しみながら日々を過ごしていたが、平成14年3月に哲也さんが他界、生活が一変した。




木曽川扶桑緑地公園
に飾る絵を描く公文さん
野鳥を通して広がる活動

木曽川扶桑緑地公園で野鳥の観察を始めるようになって約15年の公文元二六さん(扶桑町高雄)。子どもたちのためにと、仲間と一緒に「土曜探鳥会」を開き、昨年末からは月に2回、公園内のサイクリングロードに野鳥の絵を飾っている。


野鳥観察を始めたのは、好きだった釣りが体力的にきつくなった公文さんを心配した妻の勧めがきっかけ。もともと四国の吉野川上流で育ち、声を聞けば鳥の種類が分かる公文さんにとって生涯の趣味になっただけでなく、地元に多くの友人ができるきっかけにもなった。




赤ちゃんを抱くまねをす
る手が優しい戸村さん
●生涯現役 助産師さん
「ミルクをあげても、おむつを替えても泣いてばかり」「いくら頑張っても母乳が出ないんです」と、知り合いの、つてのつてを頼って電話がかかる。昼でも夜でも可能な限り飛んで行く。戸村たけさん(78歳・犬山市羽黒堂ヶ洞)は「助産師として、生涯現役でいたい」と活躍する。

「なるべくお腹の中にいた時と同じような格好で抱いて、お母さんの鼓動を聞かせてあげて。赤ちゃんは安心するよ」と諭し「母乳にはそのお母さんの匂いがあるの。赤ちゃんはね、お母さんの声を聞き、目を見て口の筋肉から五感全部を使ってお乳を飲むのよ。マッサージは痛いけど頑張ろうね」と励まし、母乳マッサージをほどこす。




「描いてみると奥が深く
て」と話す権田さん(左)
孫と楽しむ絵手紙
「孫とおばあちゃんの絵手紙展」を4月に、江南市地域情報センターで開いた権田武子さん(同市江森町・61)。「絵も字も下手でもいい」と、5年半前に始めた絵手紙を、2人の孫と一緒に楽しんでいる。

「もらった人が喜んでくれ、疎遠になっている人にでも絵と短い文で気安く手紙を出せること」と絵手紙の魅力を話す武子さん。武子さんの描いている姿を見て「わたしも描いてみたい」と孫の優里子ちゃん(6)が描き始め、翔太郎君(4)もまねをして始めた。 



約2坪の田で田植えをする
「緑ヶ丘倶楽部」のメンバー
大切なのは「和」の心
「今年もいよいよ田植えの時期」と田に苗を入れる、江南市前飛保町緑ヶ丘の有志でつくる「緑ヶ丘倶楽部(大原博会長)」。会員らが50センチほど畑を掘り、シートを敷いて作った広さ2坪ほどの田で、しめ縄を作るための稲作りが始まった。

「みんな年もとったし、ソフトボールはやめて地域のために活動できることはないだろうか」と、昭和50年ごろからソフトボールの練習をしてきた「緑ヶ丘ソフト」を「緑ヶ丘倶楽部」と改称し、地域に密着した活動を始めたのは10年ほど前。
昭和40年ごろから家が建ち、同地区に住み始めた30代の男性が中心となって練習に励んだソフトボール。
大原さんは「大会では勝ったり負けたり。強くはなかったね」と当時を懐かしみ、今の活動に続く「仲間づくりの原点」となっていると言う。



男女共同参画講座
●わくわく連続講座
犬山国際観光センターで午後1時30分〜
◇6/26 「知っていますか?女性のあゆみ100年(PART1)〜明治から昭和20年〜
◇7/17 「知っていますか?女性のあゆみ100年(PART2)〜戦後のあゆみ〜」
◇8/28 「ほんと!交通事故は、女性が損?〜数値から見る性別の差〜」
◇9/18 「知っておこう!現在からみるこれからの10年〜自分らしく過ごしていくために〜」
(問)犬山市役所企画調整課 0568(61)1800(内線264)

●育ちあう家族 ゆきづまりからどう抜け出すか
★6月26日(土)13:30〜15:30
★大口町健康文化センター4F
★講師は村瀬幸浩さん (一橋大学・津田塾大学講師)
★参加費は無料・2歳児以上の託児あり (1人300円・要申し込み)
(問)大口町地域振興課 0587(94)0530


●古代史に見る女性の生き方
★6月27日(日)14:00〜15:30
★江南市民文化会館大ホール
★講師は里中満智子さん(漫画家)
★要入場整理券
(問)江南市生涯学習課0587(54)1111




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