仏壇の基礎知識シリーズ19・・・ここが知りたい



●仏壇の修理について

ご先祖様から受け継いできた大切な仏壇をしっかり守っていくことは、供養の一つです。いい仏壇は使っているうちにだんだんと味がでてきますが、傷や汚れの付着、木地のそり、虫食い、金具の破損、彫刻の欠け、金箔の剥がれによって見栄えが悪くなってきます。仏壇を全面的に修理してクリーニングすることを「洗濯」といいます。洗濯をすると、新品同様に美しく生まれ変わります。金仏壇の洗濯がよく行われますが、唐木仏壇の洗濯も可能です。伝統的な仏壇、特に金仏壇は補修して使うことを前提に、細部の部材まで取り外すことができる組み立て式になっています。破損した部材を修復・交換しながら、代々子孫に伝えられていくのが本来の仏壇の姿なのです。どんな仏壇でも洗濯できるわけではありませんが、高価な仏壇、特に金仏壇をお持ちの方は買い替えよりも洗濯を検討した方がよいと言えます。

※このシリーズは協力企業各社提供の資料に基づいて掲載しています。

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