墓石の基礎知識シリーズ08・・・ここが知りたい


お盆のお墓参り

8月は全国の多くの地域で月遅れ盆が行われ、家族揃って墓参りに出掛け、先祖霊に合掌する姿が見られます。お盆とはもともとは仏教語の盂蘭盆、盂蘭盆会に由来し、死者に供物をささげ、供養する行事です。死者が年に1度帰ってくるという信仰に基づいた儀式。昔から「お墓参りは真心を供え、来た時よりもその場所と自分の心を清めて帰る」のが基本のマナー、作法といわれています。

手順とマナー
手桶に水を汲みお墓所に着いたら、合掌して礼拝してから墓地の掃除を行います。花立ての水を入れ替え、生花を飾ります。半紙を敷いた上にお供物の菓子や飲み物をお供えします。香炉の場合、線香は立て、線香皿なら寝かせます。線香、ローソクの火を消す場合は手であおいで消します。お参りは故人と縁が深い順番で行います。お墓にたっぷり水をかけ、真正面に向かって静かに合掌します。数珠をかけた手を胸の前で合わせ、軽く目を閉じ、頭は30度ほどの角度で傾けます。お墓の水かけは禁じている宗派もあります。ご先祖さまのご冥福を祈り、日頃の感謝の気持ちや報告したいことなどを真心から申し上げます。ご自分の宗派の短いお題目を唱えるのも大変良いことです。お墓参りが終わったら花、線香以外のお供物は必ず持ち帰りましょう。
※このシリーズは各社提供の資料に基づいて掲載しています。
 




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