仏壇の基礎知識シリーズ06・・・ここが知りたい



●お仏壇の参り方

江戸時代以降、ほとんどの日本の庶民はお仏壇を日々お祀りし、お仕えしてきました。日本人が伝統的に行ってきた日々のお参りの方法を見直してみましょう。

〔朝のお参り〕朝、洗顔をすませると、まず朝のお勤めをします。お供えをしてから礼拝を行います。花やご飯、お茶・水(真宗ではお茶・水はお供えしません)はもちろん、ろうそくやお線香に火をつけるのもお供えですし、礼拝も心のお供えです。お供えを終えたら、リンを2回鳴らして数珠を手にし、合掌礼拝。できれば、宗派のお経を唱えるといいでしょう。仏壇の扉はいつも仏さまに見守っていただけるよう開けたままにします。ロウソクや線香に火をつけたまま仏壇から離れないようにしましょう。照明器具はお参りする時だけ点灯するようにします。

〔日中のお参り〕果物やお菓子などのいただきものや、季節の初物をいただいたときはまず、お仏壇にお供えします。手の空いた時は、お仏壇を掃除してきれいにしておきましょう。
 
〔就寝前のお参り〕寝る前には、一日の感謝を込めて礼拝をします。ローソクやお線香の火が消えていることを確認してから扉を閉めます。

※ここで紹介したお参りの仕方は一般的なもので、宗派や地方によって異なることもあります。詳しくは菩提寺などにお尋ね下さい。
※このシリーズは各社提供の資料に基づいて掲載しています。
 




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