葬儀の基礎知識 シリーズ03・・・ここが知りたい


死者の霊をなぐさめる 通夜式の手順

通夜とは家族、親戚、知人が集まり、夜を徹して死者の霊をなぐさめるものです。別名「夜伽」(夜寝ないで付き添うこと)「伴夜」(夜を伴にする)とも言います。

【自宅で行う場合】通夜の席次は特に決まりはありませんが、喪主は下座に座り、弔問客の挨拶を受けるのが一般です。最近は通夜の時に香典を持参する方が多くなりましたので、受付が必要です。 受付の接待は喪家が中心に行い、お茶とお菓子を用意します。帰りに玄関先で粗供養品を渡します。喪主は通夜の時には玄関先まで見送る必要はなく、できるだけその場を離れないようにします。

【斎場で行う場合】自宅で行う場合とほぼ同じですが、席次と焼香の時が異なります。まず、喪主が焼香し、順次親族が焼香します。喪主は焼香が済んでも席には戻りません。弔問者焼香台のところに立って、焼香時に弔問者の挨拶を受けます。喪主の挨拶はないことが多いです。弔問者の受付、接待は自宅と同様に親族が中心に行います。通夜式終了後、喪主は告別式での親族、来賓の焼香順位、弔電の拝読順位を決めます。 葬儀社の担当者と、当日のおとき、精進料理の数のチェック、火葬場に行かれる親族の人数、車の最終確認をします。親族、来賓の焼香順位は後々問題になりやすいので、十分に打ち合わせて下さい。





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