墓石の基礎知識 シリーズ03・・・ここが知りたい


●「良い墓石」の3条件


霊園で現物を見るのも大切
「良い墓石」のポイントは次の3条件がそろっていることです。 
 (1)硬度が高い
 (2)水を吸いにくい
 (3)キズ・ムラがなくキメが細かいこと。

墓石に使われる石材は硬くて、火や風に強いものが適しています。石は水を吸う性質がありますが、水を吸いにくい石は風化にも強い石です。また、キズがなく、キメが細かい石が良い石の条件としてあげられます。一般的に使われる石材は、御影石(花崗岩)、斑レイ岩、安山岩、閃緑岩などがあります。現在はほとんどが御影石でつくられています。古い墓石の中には安山岩のものもたくさんありますが、御影石は、より硬く、より風化に強く、光沢も美しいといえます。色は、白色系、黒色系、青色系、赤色系、緑色系、灰色系などありますが、濃色系の方が比較的硬質です。現在使われている石材は国産が約20%で、多くを価格の安い輸入に頼っています。中国が最も多く、インドやヨーロッパ、アメリカ、韓国などからも輸入されています。石材を決めるには、まず石材店でサンプルを見た後、実際に霊園や墓地で現物を見て回ることをお勧めします。何年も風雨にさらされたものを見ることで、当初の輝きを失っていないかを確認することができます。




葬儀特集トップへ戻る