仏壇の基礎知識シリーズ05・・・ここが知りたい



●お仏壇の買い替え

お仏壇はどんなに大切に使っていても、古くなってくると破損や汚れが目立ってきます。そんな時、買い替えるか、洗濯(修理)するか、必要に迫られます。高価なお仏壇、特に金仏壇の場合は、買い替えより、洗濯の方が良い場合がありますので、洗濯の見積もりをとってから判断されるのが良いでしょう。今回は買い替えについてご説明します。買い替える際、大きなお仏壇への買い替えと小さなお仏壇への買い替えが考えられます。大きなお仏壇への買い替えは「出世仏壇」と呼ばれ、かつては、生活が豊かになったり、家が栄えたり、出世したりするごとに買い替えるという習慣がありました。現在では住宅事情などにより、小さなお仏壇に買い替えるというケースも多くなってきました。また、仏壇を守る人がいなくなった実家の大きな仏壇を自宅に引き取る際、小さなものに買い替える人も増えています。大切なことは毎日、故人やご先祖様を供養し、ご本尊様にお参りするということです。お仏壇を新しく買い替えたときや、ご本尊、お位牌を新しく作り替えた時も、菩提寺か、同じ宗派のお寺さんに魂を入れ替えてもらう必要があります。古いご本尊やお位牌は菩提寺に納めて「お焚き上げ」をしてもらい古いお仏壇は、新しい仏壇が配達された時、買い求めた仏壇店に引き取ってもらい、お焚き上げ供養処分してもらいます。

※このシリーズは各社提供の資料に基づいて掲載しています。
 



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