仏壇の基礎知識シリーズ01・・・ここが知りたい



●お仏壇とは?
日本人にとってお仏壇は、お位牌と共にご先祖様や亡くなった親族をお祀りし、対話をするためのものですが、本来の意味は、文字の通り、仏像や仏具を飾り、仏様を祀る台のことです。家庭のお仏壇は、寺院にあるお仏壇(内陣)を小型にして、厨子と一体化して箱型にしたものです。中央にあるくびれた台を「須弥壇(しゅみだん)」といい、これより上が「宮殿(くうでん)」で、清浄な仏の世界です。この中にご本尊の仏像や仏画などが祀られています。お位牌がお仏壇に置かれることは、先祖様が仏様や祖師様のお力によって浄土に導かれることを祈っています。
 
●お仏壇の役割 
愛する親族を失うと誰もが大きな悲しみを感じます。仏壇を前にして亡くなった親族と会話することで、人は悲しみを乗り越えていくことができます。核家族化、さらには一人所帯が増えていますが、お仏壇はそんな家族のつながりの象徴です。普段一緒に住んでいない家族や親戚も、お仏壇に向かい合うことで、そのつながりを感じることができます。最近、お仏壇を子どもの情操教育のために購入される方が増えています。家族がお仏壇にお祈りする姿は家族への信頼や、他人に対する慈愛の心を育てます。また、ご先祖様や親戚のことを学ぶきっかけにもなります。





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