ご遺族の目線に立った応対を・・・250209掲載

㈱平安会館 エンディングディレクター
布袋斎場・江南斎場館長 小島克実さん(47)
「ご遺族の方々が故人様をお見送りすることだけに専念できるように努めております。お通夜、ご葬儀に際しての不安なお気持ちや緊張をできるだけ取り除くためにも、常に目線を合わせて応対するよう、心掛けています。ご遺族の心情をいかに察することができるかが、この仕事では最も大切なことと考えています」と、小島克実さんは話します。小島さんは、葬祭業歴10年以上というベテラン。現在は、平安会館の布袋と江南両斎場の館長を務めています。ゆっくりと言葉を選ぶように話す柔らかい口調や、キチッとした態度などからも、生真面目さが伝わってきます。これまでには、いろいろな失敗もしてきたと言います。その一方で、多くの感謝の言葉も掛けてもらいました。葬儀の後、花を届けるために故人の自宅を訪れると、一緒に食卓を囲んでほしい、と誘われたこともありました。それほどまでに、小島さんの心遣いがうれしかったのでしょう。長い経験のなかで培ってきた小島さんの気遣いや心配りは、悲しみに包まれた遺族にとって、一つの安心感にも結びついていたかもしれません。もともとは介護関連の仕事を目指し勉強をしていたそうですが、その一歩先にある葬祭業の道に進むことに決めました、と話す小島さん。「一宮生まれの、一宮育ちです。実家の隣がお寺だったので、小さい頃からお葬式を見る機会が多く、葬祭業に就いたことに関して、特に違和感のようなものはありませんでした」。個性の時代と言われるようになってから、葬儀にも変化が現れてきました。しかし、遺族の悲しみや式への戸惑いなどは変わることがありません。生前のうちに自身の葬儀やお墓の準備、財産相続などを円滑に行えるよう計画を立てておく「終活」が近年、話題になっています。言葉としては知っていても、まだまだ浸透していないのが現状のようです。小島さんは「やはり、斎場には気軽に訪れ難いイメージがあります。そういったものを少しでもなくしていき、もっと身近で、相談しやすい場所にしたいと思っています」と話し、地域住民との交流にも積極的に取り組んでいきたいと話しています。

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