創業以来、地域に根ざした葬祭業者として、数多くの葬儀に携わってきた株式会社木村屋。そんな同社が地域貢献を目的とする企業活動に取り組み始めたのは、平成12年のことでした。主に犬山市・江南市・大口町・扶桑町の2市2町を対象に、グラウンドゴルフやゲートボール、ボウリングなどのスポーツ大会の主催、地域のお祭りへの出店、老人会や子ども会のイベント協賛、旅行の企画など、幅広く活動しています。また、介護保険施設などで「ブレスレット作り」教室を開催するといったボランティア活動も積極的に行っています。杉浦政紀さんは、同社のこうした地域貢献に惹かれ、入社しました。希望通り、地域コミュニティーとの交流や連携を図る「カスタマーディライト課」に配属されて、今年で5年目を迎えました。前職は工場勤務だったという杉浦さん。その当時は人と接する機会が少なかったこともあって、今の仕事に就いたばかりの頃は言葉遣いや態度に随分と気を配っていたと言います。しかし持ち前の明るさと笑顔で、次第に地域の人々に溶け込んでいきました。それでも「なにかお手伝いできることはございませんか」と声を掛けると、葬儀社としての知名度も高いことから先入観を持たれて、会員勧誘の一環なのではと誤解されることも多いそうです。「スポーツ大会など、これまで積み上げてきた活動実績は、そこに営業が一切絡んでいないからこそ開催できたり、継続できたりしているのです。商売ありきではなく、あくまでも一企業の地域貢献として、活動を通じて皆様の元気と笑顔のお手伝いができればと思っています」と力強く語ります。自身が企画した旅行の添乗やボランティア活動などで、杉浦さんは忙しい毎日を過ごしています。この5年で知り合った人も多く、たまたま昼食をとりに入った店のお客様のほとんどが顔見知りだったことも。「本業とともに社会への貢献活動においても地域密着を目指しています。なにかお力になれることがございましたら、ぜひ私どもにお声がけください」と呼び掛けています。 |