大学時代の教育実習で、職員室の独特の雰囲気になじむことができず、卒業後は一般企業に就職したという菊地京子さん。昨年の6月から、学習塾「ECCベストワン」の県内9校のうち、上小田井校と江南駅前校を管轄しています。「精密機器メーカーのOLでした。仕事に役立てたいと、ワープロやパソコンの資格を取得するためにECCに通っていたのですが、スタッフの方からパソコンのインストラクターをしてみないかと誘われ、転職することにしたのです」と、菊地さんはECCで働くことになり、現在は上小田井校の教室長を務めています。柔らかく丁寧な話し方や、熱心で真面目という菊地さんの人柄や能力を認めての誘いだったのでしょう。その期待に応えるように、やがて英会話やパソコン、航空業界を目指す人向けのエアラインコースなど、各講座のマネジメントを担当し、手腕を発揮するようになりました。「体調を崩したこともあって、一昨年に退職しました。かつての上司から学習塾の教室長の仕事に興味はないか、と連絡いただいたのが昨年です」。趣味で学んでいたイタリア語を現地で味わいたいと、ヨーロッパ旅行などに出掛けて骨休みをしていた菊地さん。リフレッシュを終えて、新たな仕事に就こうとしていた矢先のことでした。小学生の算数と中学生の英語を教えることもあるそうですが、基本的には教室の運営が仕事。豊富なマネジメントの経験を生かして、少しでも生徒の成績が上がるようにと、講師・生徒両方へのサポートを心掛けて行っています。「子どもたちを、いかにやる気にさせるかが難しいですね。何が伸びるきっかけになるか分かりませんから、そのポイントを見極められるのも個別指導のメリットだと思います」と菊地さん。目標を尋ねてみると「個別指導ではありますが、担当以外の生徒も生徒。子どもたち全員を生徒として声を掛けたり接したりするよう、講師の方々にはお願いしています。勉強で悩んでいる子どもも気軽に通える、そんな楽しく明るい塾にしていきたいですね」と笑顔で話してくれました。 |