 学校の成績だけがすべてでない、という言葉をよく耳にします。しかし、まちには多数の学習塾があり、希望の高校や大学へ入るためには良い成績が欠かせません。社会では学歴がものを言うことさえあるのが現実です。江南市木賀町にある学習塾「杉本塾」の塾長、杉本将明さんは「塾の最大の目的は成績アップです。子どもの志望する学校へ、との思いから親は子を塾に通わせます。実際のところ、通知表イコール自分の価値と捉える子どもは少なくありません。こうした現状の是非は別にして、勉強は必要なこと。成績を上げようと頑張ることも大切だと思います」と話します。ときに箴言や偉人の逸話を盛り込み、分かりやすく明確に意図を伝えようと話す杉本さん。キビキビとした動作、ハキハキとした口調、相手の目を見て話す姿勢が印象的です。杉本さんは大学で教職課程を履修していません。家庭教師のアルバイトもしたことがないと言います。大学卒業後は東京の企業に就職。教育とはまったく関係のない、高速道路の建設が業務でした。それが７年前、いきなり塾の講師に転身したのです。高校時代は野球漬けの毎日。大学も野球をしたいがために、自分の技量でも野球部に入部できることを条件に大学を選んだそうです。「将来を見据えて大学に進学したわけではありませんでした。そんな自分勝手をずっと許してくれていた父には感謝していました。その父が開いた塾を手伝い、引き継いでいけたらと思ったのです」。そして、昨年４月から杉本さんは塾長を務めています。「子どもが本音を言える場でありたいと思います。そのためにも言葉を交わして、信頼関係を築いていくことに努めています。その上で、子どもたち自らが勉強しないといけない、という気持ちにもっていくことが目標です」。成績を上げて志望校に合格するためにも、目の前にある勉強から逃げないで頑張る、強く前向きな心を子どもたちの中に育てていけたらと、今日も真摯に子どもたちと向き合う杉本さんです。 |
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杉本塾
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〒483-8254
江南市木賀町新開16
TEL：0587-56-2855
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