 新都市企画（株）＝江南市赤童子町南山、安井建設(株）内＝が毎月１回開催している「建築家と語る家のカタチ」住宅相談会は、住宅展示場やハウジングメーカーが開くものとはひと味違っています。地元建築家の紹介や作品集が展示されており、家づくりについて建築家と気軽に話せる場が設けてあります。「建築家と施工会社とプロデュース会社の三者が互いの持ち味を生かし合い、力を結集して、お客様の理想をカタチにするための住宅プロデュースシステムを立ち上げました。相談会は、そのＰＲも兼ねています」と話す木村真二さんは、同システム『クリエイトキューブ』のプロデューサーです。「こんな家を建てたいというお客様と、その要望に対して客観的なアドバイスや提案をする建築家、両者の橋渡し役をしながらお客様の夢をカタチにしていくことが私の仕事です」。資金面の相談や現場進行のチェックなど、プロデューサーの役目は多岐にわたり、家づくりの専門家として、家を建てようとする人たちの強い味方になってくれます。「メンテナンスやリフォームに対応することも大切な役目。ですから、家が完成したときがスタートでもあるのです」と木村さんは言います。木村さんは岡崎市生まれ。大学卒業後は名古屋の建設会社を経て、父親の型枠会社の後継者として型枠大工となります。その一方で、鉄筋コンクリート住宅の設計・施工にも携わり、型枠大工で培ってきたコンクリートづくりの経験と知識から生まれたデザイン性と耐久性を兼ね備えた住宅をこれまで設計してきました。
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| 「クリエイトキューブ」に参加する一級建築士の皆さん |
小学校の卒業文集で「将来の夢は建築家」と書いた木村さん。今年３月には安井建設（株）にコンクリート住宅を専門とする『アトリエ・コ・ラボ』を設立し、夢の新たな一歩を踏み出しました。まずは『クリエイトキューブ』というシステムと『アトリエ・コ・ラボ』の知名度を高めることが課題と、木村さんの忙しい日々は始まったばかりです。モットーは「全力投球」。毎日のブログで一生懸命な木村さんの人柄が伝わってきます。
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