●利用者の視点で店舗に要望・・・180218掲載

お客さま副店長 ジャスコ扶桑店 板津育子さん 小牧和未さん
ショッピングセンターのイオンが全国のジャスコ38店舗で実施している「お客さま副店長」という制度を知っていますか。地域のお客さんの代表として店舗への要望や改善案などを提案してもらおうと、平成13年から始められた制度です。これまでに約6000件もの事案が改善され、全国の店舗に反映されています。ジャスコ扶桑店=扶桑町南山名=では、公募で選ばれた板津育子さんと小牧和未さんの2人が、第1期のお客さま副店長として昨年11月から働いています。「お客さまの代表という立場で、店舗や商品などに対するいろいろな声を、少しでも形にしていくお手伝いができれば、と考えています」と小牧さん。2人がこれまでに取り組んできた成果は、店内の「ご意見・お返事公開ボード」の並びにある柱に掲示された「お客さま通信」で知ることができます。食品売り場に設置した静電気防止シートや、多目的トイレの案内表示など、利用者への気配りを考えた、まさにお客さんの視点を生かしたものでした。
店舗入口にある介添えサービス希望者のためのインターホンの案内表示を、目立つように大きな赤い文字に。 板津さんは、お店の一員となったことで初めて知ったことがたくさんある、と話します。「取り扱っている商品構成の多様さや、いかに効果的に商品を陳列しているかなど、改めて気付かされました。こうしたお店サイドの視点を学ぶことで、私たちがどうすればお客さまにとっても、お店にとっても役立っていけるのか、その方向を探し出していけるのでは、と思います」。お客さんとお店双方の目線を持ちながら、その橋渡し役である2人。赤いブレザーに「お客さま副店長」の腕章を着けた2人を、店内で見掛けたことがある人も多いのでは。「お客さまに気軽に声を掛けていただけるよう、笑顔を忘れないように心掛けています」と板津さん。同様に、小牧さんも笑顔とコミュニケーションを大切にしているそうです。お客さま副店長の任期は1年。残りの期間に向け、今2人に明確な目標が見つかりつつあるようです。「1年後、以前より楽しく買い物ができるようになった、とお客さまに言っていただけるようにしたい」と話す小牧さんの言葉に、板津さんもうなずきます。これからジャスコ扶桑店がどんなお店になっていくのか、2人の活躍が楽しみですね。


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