撮影からキャスターまで・・・171210掲載

番組制作スタッフ 中部ケーブルネットワーク(株) 横山智恵さん(25)
身近な話題や暮らしに役立つ情報など、地域に密着した情報を毎日、提供しているケーブルテレビ。犬山市、扶桑町、各務原市、八百津町をサービスエリアとする中部ケーブルネットワーク(株)愛岐局=各務原市蘇原中央町=に勤める横山智恵さんは、扶桑町のさまざまな話題を伝える顔としておなじみです。同局では9月の番組新編成で、これまで以上により新鮮で身近な地域の情報を紹介する番組を充実。横山さんも、担当している扶桑町を取材に訪れる時間が増え、忙しい毎日を過ごしています。インタビューをしたり、記事を読み上げたりと、画面ではキャスターの仕事ばかりが目立ちますが、横山さんの仕事はそれだけではありません。カメラを肩に現場に赴き、撮影から取材、記事原稿の作成にビデオ編集まで、制作全般に携わっています。「とにかく好奇心が旺盛なんです。いろいろな経験ができることが、この仕事の魅力ですね。でもカメラの重さは予想以上でした。肩にあざができてしまいました」。
大学では法律の勉強をしていた横山さん。それまであまり関心のなかったテレビ業界に興味を持ったきっかけは、マスコミ犯罪に関する講義でした。犯罪被害者や家族への過剰な取材による二次被害など、報道が生み出す悲劇の実情を学んだと言います。それが「取材を受けた人も、またそれを見た人も、みんなが温かい気持ちになれるような、そんな番組作りを目指しています」と話す横山さんの、仕事に対する姿勢の根本にあるのかもしれません。東名局(名古屋市緑区や豊明市などがサービスエリア)から愛岐局に移って丸2年が経ち、今では名前や顔を覚えてもらえ、応援の言葉を掛けられることも。「うれしい出来事や楽しい話題、おもしろい情報などがありましたら、小さなことでも構いませんから気軽に声を掛けてください」。そう呼び掛ける横山さんの笑顔は、とても輝いて見えます。

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