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「一般の人たちにも国産天然無垢材を、実際に見たり触れたりできる場を提供することで、その良さを体感してもらえればと思います」。木のぬくもりに普段から接してほしいと、天然ひのき枕や木のおもちゃなども製造販売しています。また製造メーカーという立場では、建築会社のようになかなか直接施主に会う機会がないことから、施主や一般の人たちのダイレクトな声を聞きたいとホームページを開設。問い合わせも含め、多くの声が寄せられているそうです。こうした取り組みは、「お客様が家造りやリフォームの際に知りたいという情報を分かりやすく、的確にお答えできるような環境づくりのため。さらに、材料選びから家造りを楽しんでもらいたいから」と石井さん。石井さんは九州出身。木材とのかかわりは高校卒業後、名古屋の木材市場に就職したことが始まりでした。ただ、実家の近くに農業高校があったりして、小さいころから木や緑と接する機会は多かった、と言います。今では「木とともに生きる」が信条というほど木への思い入れも深くなっています。独立して２年。人と環境に優しい国産の天然素材にこだわり、山で木を伐り出した人の顔が見えるような製品づくり、地域密着型の企業を目指し、石井さんは歩み始めたばかりです。 |
